キャンプ用品、特にタープについて説明しています。
タープとは、日差しや、雨を防ぐための布で出来た屋根の事です。
タープの有無で、キャンプでの快適性は大きく変わります。
タープには、長方形で4本〜6本のポールを用いて屋根を張るレクタングラー型タープと
菱形をしていて、主に2本のポールを用いて屋根を張るウイング型タープがあります。
最近では、メッシュの壁面を付けたスクリーンタープもあります。
長方形のレクタングラー型タープの方が、有効に使える面積が広く、タープの張り方も
様々な応用が効き便利です。
全体的に、タープが高い位置に張られるため、視界を遮る物がなく、開放感があります。
また、グロメットといわれる、ポールや張り綱を結ぶ穴が、周囲に多く空いているため
雨天や、強風時には、張り綱を増やして対応する事が出来ます。
ウイング型タープの方が、設営が簡単で格好も良く人気です。
タープに、三角屋根のような傾斜があるため、雨天時の水はけが良いです。
その反面、サイドが低い位置まで下がってくるため、少々開放感は少なく
有効に利用できる面積が狭いという欠点があります。
ウイング型タープの中には、有効に使える面積を増やすため、六角形をしたタープもあり
ヘキサ型タープ(ヘキサタープ)と呼ばれる事があります。
ドーム型テント、ロッジ型テントの壁面がメッシュになっているものです。
設営の仕方も、タープというよりは、テントの設営に近く、テントと連結出来るタイプや
テントと一体のタイプもあります。
虫が入ってこない他、多少風雨が強くても大丈夫です。
メッシュのスクリーンは開ける事も出来ますが、基本的に囲まれた構造のため
開放感はあまりありません。
タープ内に設置する、テーブルや椅子の数や大きさを良く考えて購入しないと
非常に窮屈になっていまいます。また、人数にもよりますが、スクリーンタープ内に
調理スペースもとるのは難しいため、スクリーンタープはリビングとして使用して
別にもう一つ、キッチン用のタープを設営している人が多いです。
タープは、ペグを打って張り綱をしないと設営出来ません。(スクリーンタープを除く)
キャンプ地によっては、地面が硬くて、タープに付属のペグでは打ち込め無かったり
曲がってしまう事があります。また、逆に地面が柔らかくて、ペグがすぐに抜けて
しまう事もあります。このような時のために、少し長めのスチールペグを用意しておくと
便利です。ペグ打ち用のハンマーも、テントやタープに付属のものではなく、叩く部分が
ゴムで出来ている少々重めのものが使いやすいです。